『ラ・ロシュフコー箴言集』から「行動経済学」へ

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「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」。
よく知られたこの一句が示すように、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(1613‐1680)の箴言は、愛・友情・勇気など美名の下にひそむ打算・自己愛という業を重い律動感のある1,2行の断言であばき、読者を挑発する。人間の真実を追求するフランス・モラリスト文学の最高峰。

とのこと。

【箴言(しんげん)】
(1)いましめとなる短い句。教訓の意味をもった短い言葉。格言。
(2)〔The Proverbs〕旧約聖書の中の一書。
   伝承されていた格言・教訓などの集成。道徳上の格言や実践的教訓を主な内容とし、
   英知による格言・金言・勧告が集められたもの。知恵文学に属する。

***

この本には、とても多くの言葉がまとめられているのですが、
「!」と思うものもあれば、「?」と思うものもあり。

25番には「幸運に耐えるには不運に耐える以上に大きな幾つもの美徳が必要である」とありました。

これは、例えば「高額宝くじ大当たりの事態」とか?

マイケル・ノートン氏の『幸せを買う方法』というTEDを思い出しました。

 

「宝くじに当選すると素晴らしい人生を送れると思われています。

 実際どうなったかというと、当選者は全財産を使い果たして借金を作ってしまい、
 友人や会う人会う人がお金をねだってくるようになりました。

 それにより彼らの人間関係はめちゃめちゃになり、
 結果、宝くじに当たる前よりも借金の額は増え、友情は悪化してしまったのです。

 実際にそれを確認する実験を行いました。

 何人かの人にいつも通り自分のためにお金を使ってもらい、
 他の何人かの人には、自分以外のためにお金を使ってもらいました。

 そして、実際に幸せになるかどうかを測定してみました。」

さて、その結果は?

ロシュフコーの時代の「箴言」も役に立たないわけではありませんが、
現代の「行動経済学」のほうが、より具体的で実践的な智恵となっていますね。

この宝くじの件で言えば、「幸運」と「行動」と「幸福感」の関係です。
 

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