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著者は、アン・モロー・リンドバーグ。
(飛行家のチャールズ・リンドバーグの妻と言った方がわかりやすいでしょうか。)
彼女は、1930年に米国の女性として最初にグライダーのライセンスを取得し、
1931年にはプロペラ機のライセンスも取得。
無線通信士の技術を身につけ、乗務員として夫の調査飛行にも同行。
後年、作家となったわけですが、その1冊がこの本です。
One should lie empty, open, choiceless as a beach
– waiting for a gift from the sea.我々は海からの贈物を待ちながら、
浜辺も同様に空虚になってそこに横たわっていなければならない。
ふわっとしたエッセイかと思いきや、原語も日本語訳もかっちりとした印象。
それでいて、とてもゆったりしています。
読んでいると、波の音が聴こえてくるような気がしますが、
さすがにそれは幻聴でしょうか…。